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フルマラソン完走にチャレンジ
わたしは決して走ったりすることや、マラソンが好きというわけではありませんでした。今でも特に好きというわけではありません。
走ってみたいと思ったきっかけはよく思い出せませんが、たぶん
テレビで報道されていた、ホノルルマラソンに憧れてだと思います。
大学の卒業記念に友人とともにマラソンを走ろう！
ということになりましたが、フルマラソンはちょっと・・・
との声が上がり、それでは、と数人で、ハーフマラソンを
走ることにしました。
その当時は走ることにまったく知識はなく、ハーフ（約21km）も
どれくらいの距離だか見当もつきませんでしたが、大学生という
若さから、卒業研究もそこそこに、毎日夜になると大学の
トラックをがむしゃらに走っていました。
そのかいあって、ハーフマラソンでは、自分の中では、
結構いい記録で完走することができました。
その時点では満足にひたっていましたが、同じ宿に泊まっていた
ベテラン（そうな）ランナーの方が、「ハーフマラソンが完走できても
フルマラソンが完走できるとは限らない」となにげなくの会話の中に
出たことから、やはりフルマラソンにチャレンジすることになるのでした。
実際、フルマラソンに参加することになるのですが、ハーフとフル
では、まったく違っていました。ハーフを超えた後から、自分の中の
ドラマが始まり、そこを超えることによって、より大きな充実感を
得ることができるのでした。
私は初マラソン完走後、その感動を友人達に話し始めました。
すると、意外なことに「一生に一度は走ってみたいと思うけど・・・」
という答えが返ってくるではありませんか。
そうなると、一緒に一杯飲んで、気持ちが大きくなったところで、
「よっしゃ、来年一緒に走ろう！」となるのでした。
この「よっしゃ、来年一緒に走ろう！」が続いて、
マラソンが特に好きでもない自分が毎年走ることになるのでした。
十数年で私の友人（とその友人）36名がフルマラソンに
チャレンジしました。（誘った人はもっと多くの人ですが）
一度に参加するというのではなく、出会ったタイミングや、
あの人が走るのであれば、あの人が完走したのであれば、
という具合で、毎年少しずつ参加していきました。
多くの人は、フルマラソンを完走することができれば、一生モノで、
自慢や話のネタにできると感じています。
走るという単純なことなので、特別な人にしかできないという
ものではありません。
また、性別や年齢もあまり関係ないというのも、フルマラソン完走
にチャレンジするという理由ではないでしょうか。
心の片隅に一生に一度はフルマラソンを完走してみたいと思って
いる方、今チャレンジすべきです。
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